ダリ展

ダリ展を見学した 大阪・天保山ハーバービレッジサントリー美術館
好きな作家だし、見ずに済ますわけに行かないという動機付けで行ったが、キリコの作品を前にした時のような、心的交流は得られなかった
日常生活を全面的にアートしてやろうという意気込みが新しかっただろうし、最も感心すべきところだ、というのが感想
これはどこまであやかれるか試してみたい生きかたではある
以上の体験を契機として当ブログも作品主体の内容に転換し、ついでに名称もあらためることを考えた

ダリのポストイットが気に入ったので購入 ポストイットにされたこと自体はもしかすると怒らないかも知れないが、スペインから遠く離れた中国製だという点はダリが想像もしなかっただろうし、ダリ自身を玩(もてあそ)んだデザインがなかなか結構です Unemployed Philosopher's Guild(不採用哲学者組合)という出版元の名がとてもステキだ

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古い絵葉書を元に作られたイタリアの絵葉書


勤務先のビルにある音楽グッズの店で珍しい絵葉書を手に入れた。

古い絵葉書をそのまま撮影(物撮り)して新たに絵葉書にした点がおそらく珍しい。その経緯を隠さない意図から?、撮影時にオリジナルの絵葉書を置いた絵のキャンバス風の布目が新たな絵葉書の背景として使われている。

オリジナルの方の絵葉書は、白縁付きで露光した印画紙をそのまま絵葉書にしてある。その証拠に画像の四辺は次第に銀粒子のものらしき金属光沢が浮き出はじめている。

写真の題材は製作中の楽器職人の姿。同じ体裁の絵葉書にストラディバイウス本人を描いたと思われる油彩画を使ったものがあることから、楽器の歴史にまつわる事柄を扱った絵葉書シリーズだと思われる。この職人は必ずしも裕福そうには見えないが、このように絵葉書にされるくらいだから、優れた職人だったに違いない。

新たに作られた絵葉書の制作年は2003年(2003-Edizioni Novecento - Foto: Memo Zinni と記されている)。撮影者の名は“メモ”、ペンネームだろうか。

オリジナルの絵葉書の制作年は1937年らしい(DARIO VETTORI 1937 Casanova, Firenze と記されている)。DARIO VETTORI はこの楽器職人の名だろう。撮影者の名は記されていない。

これは絵葉書にも関わらずスナップ写真的なので見ていて楽しい。
先ず、職人の職場が自宅の屋外だという点がほほえましい。
本人は逆光の太陽光線がまぶしいようだ。
父親の足元には娘がヴィオラ?の背板を持って写っていて、テーブルには製作用の工具の他に、飲みかけの赤ワインが載っている。

一番傑作なのは手前に写り込んでいる撮影者の頭の影で、この影の形から、撮影したのは職人の妻であるらしいとまで想像できてしまう。撮影当時は彼は未だそれほど評価されていなかったのかも知れない。

山田悠介著「リアル鬼ごっこ」

中三の息子がお気に入りだという山田悠介の作品を読んでみることにした。作家は1981年生まれでホラー系が得意。2001年のデビュー作だという「リアル鬼ごっこ」を借りて読んでみることに。
因みに、彼がいま読んでいるのは「Aコース」。読み進むに連れ、より面白くなると云っていた。いいじゃないか。

リアル鬼ごっこ」を含むハテナ日記は、現時点で当日記を入れて10件。文体をくさしている日記もあります。あれって、そういう効果を狙った文体ではなかったのか?未だ読み始めたところなのでわかりません。
「Aコース」を含むハテナ日記は当日記と「♪生はむ苺記念日♪」さんの2件

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その後、50ページほどまで読み進んだ時点で、大勢の意見に同意したい気持ちが湧いてきた。たとえ故意にしても文体に厚みのようなもの、いわゆる味がなく、読み進むための牽引力に欠ける。中学生ならそんなことを問題とも感じず、楽しめるのだろう。第2作以降は良いのかも知れないが、暫くは放置する予定とした。

会場(兵庫県立美術館)付近の飲食手段について


会場へのアクセスの例:→美術館周辺地図
阪神「岩屋」駅から南へ徒歩約10分
・JR「灘」駅から南へ徒歩約15分


会場付近の食事処(昼食): ※ゴールデンウイーク中の営業日は事前にお確かめ下さい。
美術館内
①レストラン「ラ・ピエール・ミュゼ」(ランチ¥1600〜)℡078-265-6100
②カフェ「フォルテシモ」(ランチ¥1000〜?)
美術館近隣
ロイヤルホスト摩耶店(駐車場あり)℡078-861-7641
レストラン・ハイジア(美術館西隣のIHDセンター1階)℡ 078-251-2088
「daiei」付近(注「daieiグルメシティ」は飲食店街ではなくスーパーです)
手打ちうどん「四国」℡078-801-2952
お好み焼き・まや℡078-882-2717
「シマブン」ビル]内シマブンBBのHP
⑦串・割烹「はづ」(ランチ¥850〜)℡078-805-5888
⑧「ハッシュ・ド・カフェ」(日替りランチ¥750〜)℡078-881-5111
⑨うどん「はなたけ」(ランチ¥800, 天ぷら饂飩¥700〜)℡078-805-6668
⑩「神戸・吉兆」(散らし寿司点心¥2625〜)℡078-805-6008
「岩屋」駅周辺
⑪喫茶・コーヒー専科LeeKohリコー(ランチ¥850〜?)℡078-882-6648
⑫喫茶セントポーリア(ランチ¥850〜?)℡078-801-1377

「関西写真家たちの軌跡100年展」

moonsail2007-04-12


場所:兵庫県立美術館ギャラリー
前期:07年5月3日〜10日(7日は休館)
後期:07年5月12日〜19日(14日は休館)

2007年春の大型連休の真っ只中に始まるこの関西写真家たちの軌跡100年展は、約130年前に遡る関西の写真芸術の創世記を刻む59名の作家(中山岩太1895-1949、安井仲治1903-1942、山沢栄子1899-1995を含む)と、現代の236名の作家の作品とを一堂に見渡すことのできる滅多にない機会です。
 特に創世記における59名の作品の多くは今展の実行委員が大変苦労をして様々な美術館や個人収集家からお借りしてきた貴重な作品群で、オリジナルを見ることのできる機会が希少な関西の財産です。
 現代作家の236名については、前期と後期で作品の完全入れ替えが行われますが、59名の歴史的作家の作品は前半と後半を通してご覧頂けます。
 入場券は1枚500円とお安く設定されていますが、前期と後期の通し券ではありませんので、前期と後期と両方をご覧いただくには2枚必要です。
 同様な企画が次に催されるのは今から100年後しかないかも知れない、そのような貴重な機会です。

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 かくいう四郎冠者も現代作家の一人として頑張って?出品(前期展)しています。
 どんな写真を出品しているでしょうね

「スターバックス物語」

先月(3月)末ころから"Pour your heart into it"にはまっている。

最初はシアトルの6店規模のコーヒー豆小売業を営んでいたスターバックスを、現在の世界規模のCafeチェーンシステムにまで発展させたHoward Schultz氏の前半生の自伝。

丁度10年前(1997)に書かれた本で、当時和訳も結構売れていましたかね。
でも、その時は読むに至らず、今頃になって英語の学習も兼ねてオリジナルを読んでいる。

内容はノンフィクションものと思えないほどドラマチック。最初の1ページ目からずっと。
ノンフィクションものは、いわゆる小説ものより読み易い場合も良くあると思うが、この本はしかも面白い。但し、起業家や起業を考えている立場で読むと更に面白いだろう。